台湾の隔離ホテルとはどんなところ?
隔離ホテルを選ぶときの注意点は?
台湾の隔離ホテルですが、実際に経験している方に聞くと大きく差があります。
『選ぶのを失敗した。』『ホテルステイが最高でした。』などさまざまです。
わたしは、2020/11/18に台湾に入国し、台北にある隔離ホテルに2週間滞在しました。
実際の経験を踏まえて、どのようなホテルだったのかを詳しく紹介していきます。
隔離ホテルを選ぶ際の参考にしてみてください。
この記事を読めば、「隔離ホテルの2週間を快適に過ごすコツ」がわかるでしょう!
隔離ホテルを選ぶ際の3つのポイント
台湾入国後は2週間の隔離生活(15泊16日)+1週間の自主隔離が必須となっています。
⇒2022/3/7以降は、10日間の検疫隔離(1人1戸であれば自宅も可)+7日間の自宅待機と変わっています。
隔離ホテルのリスト
1.友人や家族が住んでいる場所に近いホテルを選ぶ
家族や友人が台湾にいる方は住んでいる地域に近いホテルを選ぶのがおすすめです。
差し入れをお願いしたり、何かあったときに助けにきてもらいやすいからです。
もちろん、引っ越し先の近くを選べば、隔離生活終了後の荷物運びが楽になります。
2.ホテル費用で選ぶ
ホテルの費用は幅広く設定されています。
安ければ、1日2000元台もあれば、高いホテルで8000元の場所もあります。
わたしは、費用を1日約2500~3000ドルで絞り、写真できれいなホテルを選びました。
写真通りで清潔感のあるきれいな室内だったので満足です。
ただし、食事にこだわりのある方やおいしいご飯を食べたい方は、費用が高めのホテルを選ぶのがおすすめです。
ホテルにもよりますが、ホテル周辺の弁当屋で用意している場合が多いからです。
わたしは食事が合わず本当に苦労しました。
最近では、ホテル名と食事の口コミも一緒に紹介しているブログもあるので事前にチェックしてみるとよいでしょう。
窓がある部屋を選ぼう
窓がある部屋かどうかの確認を忘れないようにしましょう。
なぜかというと、台湾のホテルには窓なしの部屋も多いのです。
窓なしの部屋に運悪く滞在した方は、本当に辛い経験をしたと語っています。
一歩も外に出られない上に、太陽の光も浴びられません。
曜日感覚がおかしくなる上に、ビタミン不足の原因にもなりますね。
必ずホテルを選ぶ際には、窓があるかないかを確認するようにしましょう。
わたしが実際に泊まった隔離ホテルの費用
私が滞在したホテルは、4つ星ホテルで1日につき2500元(約9500円)でした。
実際には、政府から1日につき1000元(約3750円)の補助金が出たので負担が多少軽減されました。
【補助金は、台湾住民、又は居留ビザの保持者が対応です。】⇒現在補助金制度は中止となっています。
実際に泊まった隔離ホテルってどんなところ?
隔離ホテルというものの、実際にはワンフロアを隔離用に貸し切っているだけなので、室内も一般のホテルと変わりません。
私が泊まったホテルを紹介します。
私が実際に滞在した隔離ホテルルーム
ホテルに備え付けられていたアメニティー
- 冷蔵庫にコーラ、スプライトなどの缶ジュース
- カップラーメン3つ
- ティーバッグやインスタントコーヒー、ペットボトル約30本ほどの水
- ティッシュ、ゴミ袋
- 紙コップと鉄製のスプーン、箸、フォーク
- シャンプー、ボディーソープ、かみそり、歯ブラシなどの洗顔グッズ
- マスク
その他、電子ポットやヘアドライヤー、テレビ、Wi-Fiが備え付けられていました。
隔離ホテルの食事
朝食8:00 昼食12:00 夕食18:00と1日に3回食事が用意されました。
わたしが滞在したホテルでは、部屋の扉の前に椅子が用意され、時間になると弁当が置かれるというシステムでした。
しかし、実際には10~30分前に置かれることも多く、時間どおりではなかったため、ご飯も冷めていましたしおいしくなかったです。
1日3回の食事
こちらは、私の滞在したホテルで実際に用意された食事の一部です。
ちなみにこちらは、友人の隔離ホテルで出された食事です。
デリバリーや差し入れ
クレジットカードで支払い済みの宅配は、フロントで商品を受け取って部屋まで持ってきてくれます。
台湾で人気の宅配サービス
食べたいものがあるときは、旦那さんにお願いしてホテルまで持ってきてもらいました。
私がお願いしたのは、コンビニサラダ、餃子、カップラーメン、無印良品のお菓子、あとはビタミンCの補給用に100%オレンジジュースです。
2週間の滞在で食事が口に合わないというのは、ストレスだけでなく体調も不安定にしてしまします。
もし食事が心配なら、ホテルのグレードを上げるか、デリバリーを念頭に置いておきましょう。
隔離ホテルでの生活におすすめ!TverとVPNで日本のテレビを楽しもう!
隔離ホテルの生活で本当に欠かせないのが、日本のテレビ鑑賞でした。
ホテルのテレビでは日本のテレビを観ることができませんでした。
その時に利用したのが、Tverです。
ばっちり息抜きになりました!
Tverとは、フジテレビ・日テレ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京などのドラマや最新バラエティーの見逃し配信が見られるアプリです。
全て無料で観られます。
ただし、VPNの利用が必要です。
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隔離ホテルの注意点3つ
隔離ホテルで気を付けるべきことを3点紹介します。
1日2回体温を測りましょう。
入境時に説明を受けたように、1日2回体温を測ることが徹底されています。
そのために必要なのが、体温計です。
私は日本から念のために電池を交換して持っていきました。
入境後、店には寄れないので必ず日本から持ってきましょう。
ホテルで販売している場合もあるようです。
防疫センターからの健康チェックメール
朝9時頃になると、防疫センターからこのようなメールが届きます。
「健康状態が普通→1。熱やのどの痛み、鼻水、咳や呼吸困難、においや味を感じない、下痢症状がある→2。それ以外の症状がある場合→3と返信してください。」
返信がなければ、再度送られてきます。
私は、滞在中に一度、携帯電話の電池が切れたときがあり、タイミング悪く防疫センターからメールが届いていたのです。
その時は、警察から旦那さんに電話→ホテルのフロントに電話→滞在中の部屋に電話と「部屋にいるかいないか」の確認の電話がかかってきました。
部屋から外に出てはいけない
台湾では隔離中に部屋を出た場合、10万元(約37万円)の罰金が科せられます。
実際に、高雄市でフィリピン人の男性が部屋を出て罰金を払ったニュースが流れました。
ニュースはこちら
私の部屋には、バルコニーもあったのですが、鍵には「外に出るな」と英語で書かれていました。
間違っても外に出ないように気をつけましょう。
隔離ホテルに持ってきてよかったもの3つ
隔離ホテルに持ってきて正解だったものを紹介します。
・味噌汁やふりかけ
食事が口に合わないときは多々あり、お茶漬けやふりかけでどうにかご飯だけ食べることができました。
おかず海苔も持って行ったので、本当に助かりました。
・お菓子
隔離期間中は、自分で外に出られないため、お腹がすいても買い物に出ることはできません。
私は日本からせんべいやグミなどのお菓子を持ってきていたので小腹がすいたときによく食べていました。
お気に入りのお菓子なんかはおすすめです。
・シャンプーやボディーソープ
ホテルでは、日数分のシャンプーや石鹸も用意してあったのですが、海外製のものは強く肌に合わないことも多いので、あまりお勧めはできません。
私は特に肌が弱いので愛用の無印シャンプーやボディーソープを日本から持っていきました。
隔離ホテルに持っていけばよかったと思ったもの4つ
・食器用洗剤とスポンジ
金属製の箸やスプーンが用意してありました。
しかし、食器用洗剤がなかったのです。
台湾料理は脂っぽいものが多く、水で洗い落とせるものではありません。
私の場合は、フロントに電話し、割り箸を大量に持ってきてもらいました。
・おわん
お味噌汁を飲みたいのにお椀がなく、小さめの紙コップでは容量が足りないので、旦那に大きめの紙の器を持ってきてもらいました。
スープやみそ汁を飲む方には必需品かもしれません。
・洗濯グッズ
洗濯グッズは自分で用意しましょう。
私は何も持ってきていなかったので、石鹸で手洗いしてハンガーを使い室内干しをしました。
バッグに入れば、洗濯洗剤と一緒に小さめのピンチハンガーもあれば重宝します。
・サプリメント
食事もアンバランスで外に出られない日が続くため、ビタミン不足が気になりました。
そのため、オレンジジュースやグレープジュースを差し入れしてもらいました。
サプリメントを持ってくることを強くお勧めします。
隔離期間に向けてしっかりと準備を行いましょう!
今回隔離ホテルに滞在したことは本当に貴重な経験でした。
2週間という期間は長く感じましたが、勉強をしたり動画を見たりして台湾生活の準備期間として使えたのではないでしょうか。
滞在中、最低限不都合なことがないように、隔離期間に向けてしっかりと準備を行いましょう!
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