台湾に移住してからすぐに現地の保険に入れないのはご存じですか?
会社員やフルタイムの学生はすぐに保険証の申請が可能です。
しかし、わたしのように台湾人と結婚した方や無職、フルタイムでない語学学校の生徒などは保険証の申請ができるまでに半年間必要となります。
わたしは、台湾に移住してから約半年の間、台湾の民間保険が手に入りませんでした。
そのため、約半年間、無保険で生活していたのです。
そして病院を訪れること10回以上!
実際に支払った金額は、トータル約5万円でした。
しかし、クレジットカードの保険を使うことで、全額返金することができたのです!!
この記事では、無保険で実際にかかった治療費と対処法を2つ紹介いたします!
台湾は事故率が高く、水道水は飲めません。
特に旅行者で食べ物が合わなくてお腹を下すといった話もよく聞くので、前もって保険を用意しておきましょう!
台湾で無保険で受けた治療と実体験
当時の体調
ある日吐き気と高熱39度近く、悪寒や関節痛などに苦しみました。
夜中にタクシーを使って救急センターへと向かいました。
病名は「腎盂炎」か「胃腸炎」だと言われました。
台湾では総合病院と比べるとクリニックの方が安いです。
無保険で病院にかかる際には、クリニックを検討するのもおすすめです。
以下で紹介する領収書は初めの4回分となっており、請求した一部となります。
1日目
2,693元+600元 合計3293元(約12,400円)
治療内容:診察、エコー、尿検査、注射
費用には薬代や深夜料金も含まれています。
*台湾では初診料が存在しません
2日目
2日目 1,105元(約4,150円)
治療内容:診察、レントゲン
一般放射費はXRAY写真を撮った費用です。
3日目
3日目 2.126元(約8000円)
治療内容:診察、血液検査、尿検査
4日目
4日目 659元(約2,500円)
治療内容:診察、薬代
検査代も高く、実費は痛い。海外旅行保険に入っておくべきだった。と反省しました。
無保険でも、これを持っていたら大丈夫!対処法を2つ紹介!
わたしのようにどうしても無保険期間がある方は、海外旅行保険に入っておくのが一番おすすめです。
しかし、『どうしても費用を抑えたい。』『念のための保険にも入っておきたい』という方に2つの方法を紹介します。
- クレジットカードの付帯保険
- 日本の健康保険
絶対におすすめ!無料で使えるクレジットカードの付帯保険
当時のわたしは、無保険だったので、病院で直接台湾元を支払っていました。
そこでふと思い出したのが、「エポスカードの付帯保険」だったのです!
わたしは運のいいことに、【エポスカード】を持ち歩いていました。
「エポスカード」は学生の時によくマルイや通販などで買い物をするたびに使用していました。
まさか、こんなところで役に立ってくれるなんてびっくりです。
病院を訪れた数日後にすぐにカスタマーサポートセンターに電話をかけて、現状を説明すると、いくつかの質問をうけました。(2021年当時)
- 初診が入国後90日以内であるか
- その病気に以前かかったことがないか
( 保険期間内の発病、初診となる疾病に対する治療費用」が対象となります(限度額範囲内に限る )
申請するにあたって以下のポイントがあります。
- 領収書や飛行機のチケット、パスポートのコピーが必要
- 医師の診断書が必要(治療費が10万円以上の場合)
- 申請期限は3年以内
- タクシー代も申請可能
- 治療開始日から6ヶ月以内の同治療であれば対象となる
わたしの場合、症状がぶり返したりすることがあって病院へは頻繁に訪れていました。
そのため、入国後6ヶ月以内の同治療であれば保険適用可能というのは、とても助かりました。
エポスカード海外保険の手続きは、台湾でも日本でもどちらでも行えます。
送られてきた申請書に記入、必要書類を添付して送り返すだけです!
台湾に事務所があるため、問い合わせや書類の送付もとっても簡単でした。
今回、エポスカードを運よく持っていたことで、治療費全額返金(約5万円)することができました!
本当にエポスカードには感謝でいっぱいです。
無保険も約半年間だから大丈夫と思っていましたが、事故や病気はいつでもなりうると自覚しました。
今回のように念のために保険に加入しておきたいという方には、無料で作れる 【エポスカード】 が本当におすすめです!
クレジットカードによっては、海外保険が適用されないケースがある?
エポスカードは『自動付帯』となっているため、持っているだけで海外保険が有効となります。
しかし、中には『利用付帯』といって会社が決めた条件が満たされないと適用されないケースがあるのです。
たとえば、楽天カードは「参加する募集型企画旅行の料金」を支払うことで保険が有効となります。
リクルートカードであれば「参加する募集型企画旅行」の料金、または「搭乗する公共交通乗用具」の支払いをクレジットカードで行わないと対象になりません。
わたしはリクルートカードも持っていたのですが、上記の支払いに利用していなかったため、海外保険は適用されませんでした。
海外でも使える!日本の国民健康保険
日本の国民健康保険、社会保険の被保険者であれば、台湾で病院にかかったときの治療費を一部払い戻しできます。
日本の国民健康保険って、利用できるのは日本だけじゃないの?
あまり知られていないかもしれませんが、実は海外でも保険が適用されるのです!
しかし、保険の手続きは領収書を日本語訳にしないといけないなど、手続きに少し手間がかかります。
それでも一部負担で済むなら申請したほうがいいですよね!
実際には日本帰国後に手続きを行うのですが、「診療内容証明書」「領収内容明細書」「領収書」などの書類を海外の病院から取得しておく必要があります。
主な条件は以下の4つです。
- 「診療内容証明書」「領収内容明細書」「領収書」に日本語の翻訳文が添付されていること
- 申請期限は、治療費を支払った日の翌日から2年以内
- 海外医療費は国内での保険医療費などを標準として計算される
- 給付対象は、日本国内で保険診療とされている治療費のみに限定される(美容整形などは対象外)
条件や手続きなどがそれぞれの保険会社で大きく異なりますので、各自所属する保険会社に確認をしましょう。
参考:全国健康保険協会Webサイト 富山県砺波市ホームページ
保険の知識をしっかりと持ち、いかなる場合にも備えましょう!
今回私も初めて無保険で病院にかかったので、正直かなりそわそわしました。
大きい総合病院と町の小規模なクリニックを選ぶだけでも費用は大きく変わります。
お金も大事ですが、健康が一番です。
クレジットカードや海外保険など、しっかりとした保険を準備すれば、どのような状況に陥っても大丈夫ですね。
コメント
[…] 病院の実費費用を知りたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。 […]
[…] 気になるお金の病院のことも無保険で台湾の病院に行ったらいくらかかる?【実際に払った費用の紹介】 チェックしてみましょう。 […]