台湾の旧正月とは?旧正月前日の過ごし方からしきたりを紹介します。

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こんにちは、あやです☺
台湾のルナニューイヤーが始まりましたね。
あけましておめでとうございます。
全く実感ないのですが、町中では新年を祝う曲が沢山流れています。

この記事では、『旧正月の祝い方』や『縁起の良い食べ物』などを詳しく紹介していきます。
台湾の旧正月に興味ある方は必見です!ぜひチェックしてみてください。
それでは、どうぞ🙋

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台湾の旧正月とは?

台湾の旧正月は、『Chinese new year』『ルナニューイヤー』、『春節』と呼ばれています。

旧正月の日程

旧正月の日程は毎年変わります。

台湾の正月は、太陰暦を用いています。
月の満ち欠けを基準とし、一か月が29.5日、一年は354日となります。

そこで、太陽暦と太陰暦のずれをあわせるために、補う月をうるう月といい、1か月追加するのです。
その結果、ニューイヤーの日にちがバラバラになってしまうというわけです。

2021年は、2月10日から2月16日までが大型連休となっています。

旧正月のスケジュール

旧正月の休暇は大晦日から始まります。

旧正月大晦日は、親戚など四方八方から集まりみんなで食事をします。

1日目『初一』は、新年の始まり

2日目『初二』は、回娘家

3日目『初三』は、家でゆっくり過ごす。

4日目『初四』は、仕事始まりの前日なので迎財神という神様にお祈りする。

5日目『初五』は、開工という仕事始まり。店やオフィス前にテーブルとお供え物を置いて仕事前にお祈りをする。

旧正月を祝う国

中国大陸、台湾、香港、マカオ、シンガポール、韓国、北朝鮮、ベトナム、マレーシア、インドネシア、モンゴル旧正月を国の祝日としています。

特に、台湾、香港、マカオ、中国、ベトナムでは休日を長くとり、盛大に祝っているようです。

台湾の旧正月大晦日の過ごし方

大晦日には、親戚一同が集まり、みんなで盛大に食事をします。
大晦日に行うことは以下の3つです。

・神様にお供えする
・金紙を燃やす
・お年玉を渡す
それぞれ、チェックしてみましょう。

神様にお供えをする

神棚にフルーツやお菓子や団子などをお供えします。

うちでは、夕ご飯を神棚の前に置いて、二度お祈りをしました。
一度目は、神様に。二度目は、ご先祖様に。

  1. 神様にお祈りをする。
    ながい線香に火をつけてそれを頭の前に拝みながら三回お辞儀をします。
    自分の名前や願いごとを言います。
    三回お辞儀をし、線香を神棚に差して終了。
    お祈りしたら神様に食べてもらいましょう。
  2. ご先祖様にお祈りをする。
    上記と同様に行い、お祈りします。
    お祈りが終わったらご先祖様に食べてもらいましょう。

お祈りが終わったら家族みんなで食卓を囲みます。

 

金紙を燃やす

金のデザインが入っている紙を燃やします。
『神様が金を食べて、私達に配ってくれる』という意味があります。

お年玉を紅包に包んで渡す。

日本では親戚の子供にお年玉を渡しますよね。
台湾では親戚の子供だけでなく、「生んでくれてありがとう」の意を込めて両親にもお年玉をあげます。
中に入れる金額は偶数を選ぶと縁起が良く、紅包と呼ばれる紅色の袋に包んで渡します。

旧正月を迎える前には大掃除をする。

旧正月を迎える前に大掃除を行います。
日本と同様に家をきれいにして、新しい気持ちで新年を迎えるためです。
わたしの場合、2日間くらいかけて台所や寝室、窓、エアコンなどのあらゆる場所を掃除しました。

台湾の旧正月のしきたり

台湾の旧正月でしきたりと言われているものを3つ紹介します。

・回娘家
・福と書かれた紙を上下逆さに貼る
・爆竹を鳴らす。

回娘家

回娘家といい、嫁に行った娘が実家に帰る日とされています。

昔から、嫁に出た娘たちは外の人とみなします。
外の人が、元旦に実家にいると、ご先祖さまや神様がうちに入ってこれないと言われているのです。
元旦は、夫の実家に泊まり、2日目に娘の実家に帰るのが、しきたりとなっています。

『福』と書かれた紙を上下逆さに貼る。

上下逆さに貼ることによって文字の意味を迎え入れるという意味があります。

逆さにする意味をもつ中国語『倒』〈ダオ〉が到達する意味をもつ『到』〈ダオ〉と同じ発音のためです。
『福』だけでなく、『春』や『運』も見かけます。

爆竹を鳴らす。

昔の伝説から爆竹を鳴らすことは厄除けとされています。

『昔、年獣と呼ばれる獣がおり、人や家畜を食べていました。ある日、村人は、その年獣がうるさい音と火と赤い紙が嫌いということに気が付きました。そこから、現在は正月に爆竹を鳴らし、扉の前に赤い紙を貼ることで厄除けの意味を持つとされています。』

台湾の旧正月に食べると縁起がいいもの

台湾の旧正月に食べるとよいと言われているものを4つ紹介します。

・魚・餃子・湯円・みかん


魚〈ユー〉と餘(余る)〈ユー〉の中国語の発音が同じなため、『美味しいものが一年にわたって余るように』という意味がこめられています。

餃子
水餃子の形が昔の貨幣『元宝』に似ているため、『食べるとお金を招く』といわれてます。

湯圓


は肉が入ったしょっぱい団子と、あんこや胡麻が入った甘い団子があります。
丸い形が満ちたりた満月の形に似ていることと一家団結を表す団円に通じることから、『十五夜に縁起が良い』とされています。
そのため、旧正月15日目に湯圓を食べるのが一般的です。

みかん
みかんは黄金に見立てて、『お金持ちになれますように』という意味が込められています。

台湾の旧正月の遊び方

台湾の旧正月はどのように遊ぶのでしょうか。

スクラッチをする

日本と同じで宝くじをする人が後を絶ちません。
正月にもらったお年玉を全部使う人も多いそうです。

旧正月の迪化街『年賀大街に行こう!』

毎年、台北駅近くの迪化街(てきかがい)では楽しい祭りを行います。
ただし、今年は新型コロナウィルスのため、中止となりました。
【他にも中止になったイベントはこちらでチェックしてみてください。】

本日迪化街に行ってきました。
祭りが中止になったにもかかわらず、多くの人で溢れかえっていました。

こちらは、『霞海城隍廟』です。
こちらは、縁結びのパワースポットとして大変有名です。
一度訪れてみてはいかがでしょうか。

来年は楽しい祭りが見れることを期待しています。

最後に一言中国語👩

「あけましておめでとうございます」は、中国語で『新年快楽』と言います。
読み方は〈シンニィエン クァイラ〉です。

台湾の旧正月を楽しもう!

台湾の旧正月は、朝から夜中まで一日中爆竹音や花火の音が響き、町中は多くの赤色で包まれておりとても賑やかです。
食事もみんな腕によりをかけて作るので台湾料理もたくさん食べれますね。
年はじめということもあって寺参りやパワースポットを回る方も多いようです。

機会があれば台湾の祭りをぜひ見てみてください。
来年はもっと穏やかな旧正月が迎えられますように✨

合わせて台湾のパワースポットとして有名な阿里山はどんなところ?もどうぞ🙋

 

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